北岳制覇(2013/8月)
実は、山すきなんです。体力も技術も素人以下ですが。毎年どこか登山してるんです。
というわけで今年(注:2013年)は、友達と4人で標高日本第2位の山・南アルプスの盟主「北岳」に登ってきました。
大学のフォルクローレサークルが毎年富士登山する謎の音楽サークルだったので、富士山は何度も登頂経験がある私。だから調子に乗って、ナンバーワンを倒したら次は当然ナンバーツーだろと。浅はか極まりない理由で登山を決めたわけです。
それにしても、第2位のくせに、穂高岳・槍ヶ岳・谷川岳といったメジャーな山々に比べて圧倒的に劣る知名度。なんか名前も「きただけ」ってインパクトなし。だから「北岳が持つ魅力」自体にはまったく期待せず、「日本第2位にも登りました」という「結果」だけを求めて行ってみましたよと。
そしたらですね、、、 ええと、前言撤回ですスミマセンでした。な・ん・だこのパーフェクトマウンテンは!!
雪渓と沢ぞいに吹き抜ける、南アルプスの天然風。 稜線から見渡す、日本アルプスの全景。 山小屋からは、鳳凰でも飛んできそうな夕焼けと、生まれて初めて見る天の川。普通のデジカメしか持っていないので星空は撮れなかったけれど、満天すぎるだろあれ。 そして、山頂はもはや高天原。CGより美しい青空をひさびさに見た。
いろんな山に登ったし今後もいろんな山に登るだろうけれど、ここはたぶん一生忘れないな。まあ天気が最高だったということも最強のアドバンテージではあるけれど。※ちなみに友人が「渡辺さん頂上で吹いてよ」とケーナを持ってきてくれたのだが、山頂アタックの際に山小屋にみごと置き忘れ、ケーナは数百グラムの無用の長物と化したのであった。
ただし!下りはきつかった!今までで多分いちばんきつかった!おかげで史上最大級の筋肉痛。自宅アパートの2階(注:当時)からの出入りが地獄です。ていうか出入りしなくても、トイレに行く段階で既に地獄です。今日はほぼ動けない。だからじっくりブログを書いている。
何度もいうがパーフェクトなマウンテンです。が、みなさん真似するときは万全の準備と、ある程度(地獄と呼んでよいレベル)の筋肉痛の覚悟をお忘れなく。
【北岳写真館】
登山中の一瞬の勝負。よーく見るとライチョウの赤ちゃん(?)がいるよ
山小屋(標高3000m)より。夕日が雲を焼いてゆく。
山頂(標高3193m)から一枚。北岳にかしずくアルプスのライバルたち。すごい勝った感
(2013/8月 ブログ「渡辺大輔ケーナ日記」より)